週末に行ける野生の王国ケーンクラチャン国立公園 Kaeng Krachan National Park

幻想的な雨上がりのケーンクラチャン湖

幻想的な雨上がりのケーンクラチャン湖

見た目以上にエキサイティングなゴムボート・ラフティング

見た目以上にエキサイティングなゴムボート・ラフティング

野生動物に注意の標識 安全運転を心がけましょう

野生動物に注意の標識 安全運転を心がけましょう

道路を占拠する猿の軍団

道路を占拠する猿の軍団

川沿いにはファミリー向けのリゾートもあります

川沿いにはファミリー向けのリゾートもあります

乾季は多くのキャンパーが訪れます

乾季は多くのキャンパーが訪れます

この夏、沖縄にオープンしたテーマパーク「ジャングリア沖縄」が話題となりましたが、タイのリアル・ジャングリア「ケーンクラチャン国立公園」へ行ってみました。
バンコクから行く山のリゾートというと、カオヤイ国立公園が人気ですが、さらにスケールの大きいケーンクラチャン国立公園も、手付かずの大自然が残る注目スポットです。
ケーンクラチャン国立公園は、ペッチャブリー県、ラチャブリー県、プラチュアップキリカン県の3県にまたがるタイ最大の国立公園で、ユネスコ世界自然遺産にも登録されています。

バンコクから約200km。週末の小旅行にも良い距離です。早朝に車で出発し、9時頃に国立公園の入口にある大きなダム湖ケーンクラチャン湖に到着。自然保護区に入り、さらに山奥を目指しました。(自然保護区入場料タイ人大人60B・子ども30B/外国人大人300B・子ども150B)
雨上がりの山道はとても涼しくウィンドーを全開にすると、ドライブしながら森林浴ができて爽快です。

山間部では携帯の電波が届かなくなり、動物たちの聖域へ入った実感が湧いてきました。
この山には野生の象やバイソン、ワニ、トラから、ジャングルキャット、ベンガルヤマネコなど絶滅危惧種も生息しており、クロヒョウも目撃されています。
道路沿いに野生動物に注意の標識があり、どんな動物に遭遇するかワクワクしましたが、結局、猿にしか会えませんでした。路上に巨大な糞があったので、近くに象がいたようです。
車で入って行ける最終地点には、トレッキングコースがあり散策すると、普段耳にすることのない鳥の声が聞こえました。

ケーンクラチャン国立公園は、バードウォッチングの聖地として知られており、望遠レンズを抱えたバードウオッチャーを何人か見かけました。
また蝶の楽園としても知られており、川辺や森の中には、今までに見たことのない密度で、蝶が飛び交っていました。

自然保護区内にはキャンプ場があり、乾季には多くのキャンパーが訪れます。野生の象や熊が来るので、外に食べ物を置いておかないようにとの警告があり、身が引き締まります。
雨季にキャンプは大変ですが、ペッチャブリー川沿いには、快適に過ごせるリゾートがいくつかあります。リゾートというのは、敷地内にコテージやプールなどがある宿泊施設です。
今回はそのうちのひとつナナ・リゾートに宿泊しました。施設は少し古めかしいですが清潔感があり、のんびりくつろげました。この辺のリゾートは、だいたい一泊1500~2500バーツくらいです。
ペッチャブリー川の人気アクティビティー「ゴムボート・ラフティング」に、家族で挑戦してみました。

雨季のためか水量が多く、川の流れが速くて、思った以上にエキサイティング。タイ人はボートから川に飛び込んでましたが、日本だったら危険ということで、絶対に禁止されそうです。一時間近いラフティングで、大自然を堪能しました。
夕飯は湖畔の食堂に行きましたが、カオヤイに比べると、ケーンクラチャンはお洒落なレストランやカフェ、映えスポットは少ないです。しかし大自然のワイルドさでは負けていません。
山の向こう側は異国の地ミャンマーというのも、なんだかワイルドです。

ケーンクラチャン グーグルマップ QRコード

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