タイ自由ランドのあるスクムビット41で、セブンイレブンの向かいに「Forty One Coffee」がありますが、最近、冷蔵ケースを導入して、その中に入れる商品を女主人のトムお母さんが試作していて、それを食べて見ると、昔食べたババロアに似ているので、本場のババロアの味を見せてあげようと思って検索してみると、うちのお客さんでうちで経理をやっている「a table」さんが上位に出てきたので、エカマイにある同店に行ってみることにしました。こちらも女主人の古賀さんが切り盛りしていて、フランス人とのハーフの子ども(高校生と大学生)を旦那さんと別れて1人で育てています。
自宅兼店舗は、店に入るとセンスのよさを感じる雰囲気で、ケーキなどすべて自分で作っていて本場の味(フランス)といいます。そのため値段は少し張って160~190バーツほどですが、タイ在住は6年になり、その間のコロナも切り抜け、その前はフランスに7年、その前はヨーロッパの各国で働き、都合、海外在住25年になるといいます。もともと、フランス料理のコックをやっていたということで、タイでは日本人向けのフランス料理を教えたりしていますが、最近はフランスのスイーツを中心に教えているそうです。
店にはババロアの単品はなかったのですが、他にショートケーキなどを買って帰りました。少し甘かったので、フランスにいて今は失業中の姉に「フランスのスイーツって甘いの?」と聞くと、「フレンチっていうより、見かけは日本っぽいけどなあ、フランスのケーキは甘い。だから甘さを抑えている日本のケーキが売れる」とラインで返って来ました。
ところで、なぜ昔、食べたババロアと似ていたかというと、昔、週1でアルバイトをしていた原宿のウィーンボンボンという店で、なぜか、シェフのおやじさんがババロアの作り方を教えてくれたんです。ちゃんとレシピをノートに書いたんだけど、もう40年前のことだったからなくなってるよねえ。甘さを抑えたあの味(そう思っているだけかも知れない)が何となく画期的で今でも覚えているんですよ!
続いてババロアの検索で出てきた、というかトップに出てきた「うさ右衛門」に行ってみました。毎週1回、フジスーパー2号店で営業しているということで、というか、この「うさ右衛門」もさっきの「a table」もうちで会社を作ったんですよね。
うさ右衛門は日曜日のみフジスーパー2号店2階で営業しているというので、8月11日にそれに合わせて行って見ました。こちらは週1回の販売というのに、ひっきりなしにタイ人が買いに来ていて、100バーツ以上の結構な値段なのに、いまやタイ人もこのレベルのスイーツを食べるようになったんだなあ、と思いました。
こちらもババロア単品はなかったのですが、ショートケーキなどを買って持ち帰って食べてみました。どちらかというと甘さ抑えめのカスタードなかむらに似た味かな、と感じましたが、ティラミス130バーツなど、結構クオリティー高いなあ、という感じでした。
それで結局、真似できる味ではなかったのですが、中国の杏仁豆腐にも近い味なので、この記事が紙面に載るころには販売しているので、ぜひ一度、ソイ41の店でタイ・ババロアを食べてみてください。カティ(ココナッツミルク)入りの新鮮な味ですよ!
ところで、すでに冷蔵ケースで売っている39バーツのものを食べてみましたが「うまい!」と思えるもので、このレベルを素人で作っているのはすばらしい!と思いました。でもタイではすでにこのスイーツは名前があって「ウン・カティ(ココナッツ・ゼリー)」といいます!「えっ!」とおもいましたが、トムお母さんはすでにタイにあるスイーツで甘くないものを作ろうとしただけのようです。私は今までタイスイーツにまったく興味がなく、甘いので一切、食べて来なかったのですが、タイではすでにある名前なんですねえ。その甘くないものを作ろうとしただけだったようです。ところで、冷蔵ケースには平日の朝、7時ごろには販売しているサンドイッチもなかなかの味ですよ!こちらはタマゴサンド、ツナサンド、ハムチーズサンドがそれぞれ30バーツなので、こちらもぜひ!どうぞ。
Forty One Coffeeの場所
a tableの場所
うさ右衛門の場所