【懐かしの一面記事】マッカサン地区の開発バンコク最大のターミナル駅へ(2017年1月掲載)

あの頃のタイをもう一度

弊社フリーペーパー「タイ自由ランド」は、2026年9月をもちまして創刊30年目を迎えます。

これまで誌面を飾ってきた歴代の一面記事を復刻し、当時の記事とともに、懐かしいバンコクの街並みや、その時代を彩ったタイでの出来事を振り返っていきます。

今とは大きく姿を変えたバンコクの街、当時話題になったニュース、暮らしや流行、そして在タイ日本人を取り巻く環境――。

過去の記事を読み返してみると、そこにはその時代ならではのバンコクの空気が詰まっています。

「こんな場所があった」「こんな出来事があった」と懐かしく感じる方も、まだ当時のバンコクを知らなかった方も、ぜひ30年の歩みとともにお楽しみください。

あの日の一面から、バンコクの30年をたどります。

 

〈2017年1月掲載〉マッカサン地区の開発バンコク最大のターミナル駅へ

 バンコクの中で最大規模の開発が期待されるのがマッカサン地区の開発。スワンナプーム空港からエアポートレイルリンクで25分ほどでいけるマッカサン駅が中心となる。

中央がマッカサン駅。その周辺の白線がおおよその開発区域で、まだずっと奥まである。手前左手の工事中がシンハーコンプレックス

 周辺を歩いてみると、とにかくマッカサン駅の器が大きい。以前、チェックインをここでやる予定だったため、その規模の施設をつくったが、使用されず。今は、民間の開発を待っている状態だ。

 おそらくはマッカサン駅と一体となったショッピングモールなど、その規模はアソークのターミナル21の20~30倍の規模になるだろう。開発の全体の敷地は497ライに及び、事業費は1000億バーツほどを見込まれている。

 タイ国鉄道が所有する土地を民間に99年で貸し出す案などが出て、今では内閣の承認待ちの状態だが、選定する民間業者がいったいどこになるのか。今までの経験や実績からはセントラルやザ・モール・グループ、TCCランド、CPグループなどの大手に決まりそうだが、今はタイの景気がよくないため、政府の後押しもなく、民間独自での開発で、となると、なかなか、これらの大手もOKをしないのかも知れない。

 計画ではまず第一次の開発は140ライに及び、続いての第2次の開発は177ライで、商業施設、オフィス、ホテル、コンドミニアムなどが(4面につづく)

見込まれており、民間の開発で70%ほど。残りの30%は、公園や緑地で150ライ、そのほか、博物館で30ライなどを盛り込んでいる。

 以前は連絡通路がなかったマッカサン駅~地下鉄ペッブリー駅はスカイウォークができており、少し歩くが乗り換えもスムーズにできる。

 ところで、開発を待つマッカサン地区にあって、まず先陣を切っているのが、日本大使館跡を買い取ったビールのシンハーが建てている「シンハーコンプレックス」。9ライの敷地に全体は38階建てで、商業施設5階、その上はオフィスなどが予定されており、来年には一部がオープンする見込みだ。

 スクムビット在住の日本人にとっても、マッカサン地区は散歩がてら訪れることができる場所で、また外国人にとっても空港から25分ほどで来れるのがとても便利だ。大型開発が始まれば、外国人向けの簡易ホテルなども、どんどん出てきそうだ。

 また、空港のアクセスがよいことで近くのビジネス街であるアソーク通り、さらにはラチャダーピセック通りがさらに発展し、一大ビジネス地区となる可能性もある。

 それを見越すと、この周辺のコンドミニアムが売り出されれば購入するのもよいだろう。

 

大木を残して開発中のシンハーコンプレックス