KIM Clinic Chiropractic & ATTM(キム・クリニック・カイロプラクティック&タイ伝統医学応用医療)筋膜痛症症候群を知っていますか?

キム医師は岡山県倉敷市で行われたカイロプラティックの忘年会に招待されました。日本のカイロプラティック関係の人たちとの交友関係を、さらに強化することができました。

KCS センター会長 桑岡 俊文 博士(左)忘年会の後、彼のオフィスにて。

KCS センター会長 桑岡 俊文 博士(左) 忘年会の後、彼のオフィスにて。

日本カイロプラクティック学士会 理事長 天野 美苗 博士(左)

日本カイロプラクティック学士会 理事長 天野 美苗 博士(左)

筋膜痛症症候群を知っていますか?

人間の首は本来、C字型のカーブを保つべきです。しかし、当院に初めて来院される患者さんの85%は首がまっすぐになっているか、逆C字型に曲がっている状態です。
このような状態は、パソコンのモニターを見るときに首を前に突き出す、読書で首を下げてしまう、あるいは首を曲げたまま作業をするような姿勢を長時間続ける人に特に多く見られます。
こうした姿勢の人々の立ち姿を見ると、背中が丸まり、首が前に出て、肩が丸まっているのがよく分かります。

このような人は、肩、首、後頭部に痛みを感じたり、次第に悪化する頭痛や、倦怠感などを訴えることが多いです。
首を前に出した姿勢を長時間続けると、頸椎に構造的な変化が生じ(椎間関節症候群の初期症状)、最終的には首が頭を支えられなくなる可能性があります。
さらに、頸椎周囲の筋肉や靭帯は過度の圧力によって緊張し、この状態が続くと筋肉が硬くなります。

特に、頸椎を支える筋肉や靭帯は、肩や背骨から始まり、後頭部にまで連なっているため、頸椎に問題があると、首の痛みだけでなく、頭痛、肩の痛み、腕の痛みなどが起こる可能性があります。
このような場合、筋肉を覆う筋膜が緊張して痛みが生じます。これは「寝違え」と呼ばれることもあります。この状態を「筋筋膜性疼痛症候群」と呼びます。筋肉の緊張を和らげるためのマッサージは、一時的な効果しかありません。

頸椎の構造的な問題を改善しない限り、痛みは続きます。この状態が続くと、背骨や腰椎の変形、頸椎椎間板への過剰なストレスなどが生じ、椎間板ヘルニアにつながる可能性もあります。
また、手首や指に痛みやしびれが生じることもあり、これは多くの場合、第5、第6、第7頸椎、あるいは第1、第2胸椎に原因があると考えられます。このような場合は、カイロプラクティック検査で原因となる椎骨を特定し、適切な治療を行うことが重要です。

同じ姿勢を30分以上続けることは推奨されません。
日常生活においても、正しい姿勢を意識することが大切です。パソコンを使う時や読書をする時は、背もたれにしっかりと腰をつけ、背筋を伸ばして腰の自然なカーブを維持しましょう。両足を床にしっかりつけ、椅子の位置を調整して膝が90度になるようにし、モニターは目の高さに設置しましょう。また、本を読んでいる時は、本立てなどを使って姿勢が崩れないようにしましょう。

立ち姿勢の時は、肩を無理にでも後ろに引いて、猫背にならないように意識しましょう。 首を前に倒して肩に負担がかからないようにすることが大切です。また、肩を後ろに引いて胸を張る姿勢を意識することも重要です。ただし、どんなに良い姿勢でも、同じ姿勢を30分以上続けるのは避けましょう。適度に簡単なストレッチを挟んで、疲れを予防しましょう。
首の骨格を正確に把握するにはレントゲン検査が最も有効ですが、自宅で簡単にできるチェック方法としては、立位の状態で耳穴の下から肩の中心まで一直線が引けるかどうかを確認してみましょう。

もしこの線が肩の中心より前に位置する場合は、首の骨格に何らかの異常がある可能性が考えられます。疲れやすくなったり、首のうしろがこわばったりする場合は、体の警告サインなので、医師の診察を受け、適切な治療を受けるようにしましょう。

キムクリニック2号店は、タイの皮膚科・美容専門医との提携により、10月か11月にアソークにオープン予定です。当院で、内面(脊椎)と外面(皮膚美容)の両方の美しさをご体感いただければ幸いです。

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