タイドラマロケ地巡り!終点ケーハから、台湾寺院への小さな旅 【Big Dragon】

今回は、タイドラマ『Big Dragon』のロケ地である台湾寺院「ワット・タンマカタンユー」を訪れました!

このドラマは、登場人物を青龍・白虎・朱雀・玄武の四神獣に見立てて物語が展開するユニークな作品。俳優のMosとISBANKYが共演し、大人な世界観で人気を集めました。

目的地の「ワット・タンマカタンユー」は、サムットプラーカーン県に位置するBTSグリーンラインの終点・ケーハ(Kheha)駅が最寄りです。BTSユーザーなら、よく耳にする駅名でしょう。普段プロンポン駅までケーハ行きの電車に乗って通勤している私ですが、この日は「ワット・タンマカタンユー」を目指して、終点のケーハ駅まで足を延ばしました。

 

駅を出ると、目の前にはソンテオ(乗り合いバス)がずらりと並んでいました。タイのローカル交通として知られていますが、実際に乗るのはこの日が初めて。目的地を告げると、運転手さんが少し驚いたような表情を浮かべながらも、「あのソンテオが通るよ」と親切に教えてくれました。

どうやらケーハ駅を訪れる外国人の多くは、タイ国内の有名な建築物や仏像の実物大・縮小版レプリカを展示する有名テーマパーク「ムアンボーラン」へ向かう観光客で、「ワット・タンマカタンユー」を目指す人は珍しいようです。

ソンテオに揺られて進む道のりは、バンコク中心部の喧騒とはまるで別世界。のどかな町並みと青空を眺めているだけで、小さな旅に出たような気分になりました。

珍しい台湾寺院

目的地に着くと、赤い提灯が風に揺れ、柱には繊細な装飾が施されていて、思わず息をのみました。春節の時期にはライトアップや屋台が並び、夜はさらに幻想的な雰囲気に包まれるそうです。

寺院いっぱいに吊るされる提灯が綺麗!

ドラマ『Big Dragon』では、主人公たちが想いを通わせた後に訪れる印象的な場面として登場し、その世界観を象徴する美しいお寺として描かれていました。

柱に施された龍の装飾

次はぜひ、春節の季節に訪れてみたい――。

夜の光に包まれたお寺を想像しながら、私は再びケーハ駅行きのソンテオに揺られ、静かな余韻の中で小さな旅を終えました。

(編集部 ティウ)

 

タイ自由ランド 2025年11月20日号掲載

 

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