「バンタットン通り」をご存じでしょうか。この通りは、両側に20店舗以上の飲食店が軒を連ねており、まさに飲食店街として賑わっている通りです。
近くにはチュラロンコーン大学があるため、夕方になると多くの学生で賑わい、特に金曜日や週末の夕方は歩道が人であふれ返るほどです。
バンタットン通りには人気の飲食店が多く、ほとんどのお店に行列ができています。その中でも特に人気なのが「ジェーオー」というお店です。
「ジェーオー」は、タイでお馴染みのインスタント麺「ママー」を使ったトムヤムスープで一躍有名になりました。あまりの人気ぶりに、2時間待ちは覚悟した方がいいでしょう。家でも食べられる「ママー」ですが、ジェーオーのトムヤムスープは濃厚でありながらもしつこさがなく、スープを飲み干してしまうほどです。また、豚団子はシンプルで、余計な調味料が入っていないため、何個でも食べられるほどです。ママートムヤム以外にも、エビの揚げ物や野菜炒めといったアラカルトも豊富で、人気の理由がよくわかります。
食後のスイーツも欠かせません。バンタットン通りにはスイーツ店もたくさんありますが、中でも特に人気なのが「Nueng Nom Nua – Banthat Thong」です。
「Nueng Nom Nua – Banthat Thong」では、分厚く四角いトーストに甘いカスタードクリームをつけて食べるスイーツが人気です。人気のあまり、待ち時間が驚きの5時間ということも!驚愕の待ち時間ですが、平日であれば少し待ち時間が短いようなので、訪れるなら平日がおすすめです。多くの人が大きいサイズをシェアして楽しんでいるほか、ミルクシェイクを頼む人も多く、タイは甘党の人が多い国ということを改めて感じました。
待つのが苦手な方には、予約アプリ「QueQ」がおすすめです。このアプリを使えば、紹介した2店舗の予約が簡単にできます。ただし、注意が必要なのは、バンタットン通り付近にいないと予約ができないことです。
例えば、プロムポンから予約しようとしてもできないので、サヤーム周辺に行ってから予約をするのがよいでしょう。検索時には、ジェーオーの場合は「JEH-O-CHULA」、Nueng Nom Nua – Banthat Thongはタイ語で「หนึ่ง นม นัว」入力すると出てきます。また、バンタットン通りの他の飲食店もこのアプリで予約できます。
この2店舗以外にも、多くの人気飲食店があります。
例えば、味とコストパフォーマンスが高評価のイサーン料理店「Kampang ISAN casual dining」、バンタットン通りの脇の細い道を進んだ先にある日本人が経営する隠れ家カフェ「木かげ」、小さな屋台から始まり、今では色々な場所に店舗を展開しているタイの伝統菓子カノムカイを販売する「HAAB」など、挙げればキリがありません。
バンタットン通りがこのように名を知られるようになったのは比較的最近のことです。コロナ禍で通りの開発が進み、コロナが収束するとともに若者を中心に人気が高まりました。そんなバンタットン通りに、ぜひ一度足を運んでみてください。
「Nueng Nom Nua – Banthat Thong」Facebook
「Kampang ISAN casual dining」Facebook
2024年11月5日発行