神さまお願い
ある日、私は愛犬スーちゃんとテレパシーで話しをしていました。
スーちゃん、あかん、暑くてたまらんで。どーする。
ワテ、もうスタミナ切れましたでしゅ
いまなんどやろ
四十五度でしゅ
あかん、スーちゃん、ホットドッグや
やめてくだだい、冗談言うてる場合ではないでしゅ
どや、まいったか
え、あんた誰や
神様や
神様、昔、死んでしまったはずでしゅ
ワンコはアホや
あんた、神様なら人を助けんとあかんで
うるさい、まいったか
ようわからんけど、まいったでしゅ
そーれ、四十八度や
あかんで、めまいがしてきたわ
わんわん、なんでもいいので、温度さげてください
そや、なんでもええで。温度下げてーや
ほんまでっか、そこまで言うなら温度下げたろ。わては神様や。
数日後、世界はパンデミックになって、人は活動できず、地球温暖化は止まりました。
数年後、地上には人類がいなくなり、動物たちは幸せに暮らしました。
100年後、ひまわりがたくさん咲く野原に二匹の狼が
夜空の星に向かって遠吠えする姿がありました。
ハッピーエンドです。
今日の名言
自然の知恵から見れば、人間の賢さも愚かさもタカが知れている。その僅かな知恵の幅の中で、いささかの賢さを誇り、いささかの愚かさを卑下してみても何になろう。 松下幸之助
ここがポイント
誰かに何かを頼むときは、相手にこちらの望んでることを正確に伝えることが重要です。
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