タイにもコーヒーブームが到来し、少し値段が高くても美味しいコーヒーを求める人たちが増えてきました。
それにつれて、本場ラテンアメリカやアフリカなどから輸入されたコーヒー豆に劣らないタイ産のアラビカコーヒーの美味しさと価格の手頃さが高く評価されてきています。
特にタイ北部、チェンライやチェンマイの標高1000メートル以上の寒暖差の大きい肥沃な山岳地帯で生産されるアラビカ種のコーヒーはその味に定評があります。
アカメーチャンタイコーヒーショップ(サトーン、エンパイアータワー地下一階)はタイ北部チェンライ県メーチャンタイ村産の高級アラビカ種のコーヒ豆だけを使用した日本のNGOとメーチャンタイ村コーヒー生産者組合が共同経営する合弁社会事業です。
チェンライの山奥の標高1400~1500メートルに位置する43戸からなる小さなアカ族の村で生産されたメーチャンタイ村産アラビカコーヒーは,2023年度のタイ全国コーヒー品評会(Thai Specialty Coffee Awards) 部門別で3位,5位、6位に入賞し、コーヒー専門家の間で、美味しいアラビカコーヒーとして一目を置かれ、高く評価されています。
通常のコーヒー以外に、コーヒー好きのお客さん用に、14種類からなるドリップコーヒーのメニューが用意され、バリスタ達が心を込めて手作業でコーヒーを淹れてくれます。
豆の加工プロセスの違いにより水洗式、ハニー、ナチュラル、それに人気急増のアナエロビックASD(嫌気性発酵)があり、お好みに合わせて浅煎り、中煎り、中深煎り、深煎りを選ぶことが出来ます(一杯70バーツから)。
それ以外にも貴重なピーベリー(一本のコーヒーの木から5~10%しか取れない)や世界で最っとも美味なコーヒー豆種の一つとして知られるゲーシャ種(メーチャンタイ村産)のコーヒーを味わうことができます。
この8月から新鋭の水出しコーヒー(Cold Brew)器具を備え、6時間かけて冷水でコーヒーを抽出しています。
日本人好みのマイルドな仕上げのアイスコーヒーが味わえます(プロモーション価格として一杯70バーツで提供されています)。
このコーヒー店の経営はソーシャルビジネスとして,収益の一部がメーチャンタイ村や他の社会福祉事業に還元されることを目指しています。
また、消費者に優しい手頃な値段の美味しいコーヒーをはじめとして,店で売られているコーヒー豆やコーヒー器具,アカ族の民芸品、日本からの瀬戸物のコーヒーカップや湯呑みなどもお求めやすい価格で統一されています。
店の雰囲気は山奥の隠れ家を想わせる落ち着いた雰囲気で美味しいコーヒーの味を引き立ててくれます。
また、年に2回8月と1月にメーチャンタイ村へ1泊2日のスタデイツアーが開催されており、募集要項はツアーの3ヶ月前からコーヒーショップの店頭に貼り出されます(メール等による問い合わせはご遠慮下さい)。
ぜひ一度、アカメーチャンタイコーヒーショツプを訪れてはいかがでしょうか。
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「アカメーチャン・タイコーヒーショップ」の場所
2024年9月5日は