【どんどん延びる!】 バンコクの鉄道網 新路線が続々開業 パープルラインはサムットプラカン県まで延伸
バンコクを車で走っていると、あちらこちらで新しい鉄道路線の建設工事に遭遇します。
ミンブリーやラムイントラなど、驚くほど郊外まで着々と鉄道網が拡がってきています。
我が家のあるトンブリー地区でも、昨年からパープルラインの延伸工事が始まりました。
現在パープルラインはバンコク北部とノンタブリー県で運行されていますが、利用する日本人は少ないと思います。
家の近くに新しい路線ができる期待感より、いつまで工事渋滞が続くのかということが心配になります。
あまり期待感が湧いてこない理由は、パープルラインの沿線にあまり魅力的なスポットがないからかもしれません。
延伸路線は起点となるタオプーン駅から、ドゥシット区のサムセーン通りに沿って南下します。
国会議事堂の近くに駅ができますが、議員さんは電車には乗らないでしょう。職員の通勤は便利になると思います。
新路線はさらに南へ向かって延び、サパンプット(メモリアル・ブリッジ)でチャオプラヤー川の下をくぐってトンブリー側に入ります。
ウォンウィアンヤイ駅付近で地上に出て、後は終点までひたすらスクサワット通りに沿って進みます。
スクサワット通りは、タイのどこにでもある幹線道路で、ビッグCやロータス、ホームプロなどが点在する面白みのない町並みが続きます。
この沿線は下町で住居が密集しているので、大規模開発が可能なスペースはありません。
シーロムやスクムビットに通勤、通学するには、乗換えが必要なので、けっこう時間がかかります。
ちょっとした移動なら、地元の人は安いバスやシーロー(トラックの荷台を改造した乗り合いバス)を使いそうなので、スクサワット通りの渋滞緩和になるか微妙なところです。
パープルラインの延伸区間の開業予定は、現時点では2027年ですが、おそらく遅れるでしょう。
息子の小学校がスクサワット通りにあるのですが、電車ができる前に卒業してしまいそうです。
トンブリー地区にはもうひとつ路線の計画があります。
現在ウォンイアンヤイ~マハチャイ間を走っている国鉄線を、ランジット、ドンムアン空港、バンスー駅、フアランポーン駅と繋ぐという壮大な計画(SRTダーク・レッド・ライン)です。
実現するかはわかりませんが、こっちの計画の方がワクワクします。
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