
皆さんは、タイでどんな年越しを過ごしましたか。私の社会人になって初めて迎えたカウントダウンは、バンコク郊外にあるメガバンナー・ショッピングセンターでした。
メガバンナーは、バンナーと呼ばれるエリアに位置する大型商業施設です。BTSグリーンラインからもイエローラインからも微妙に距離があり、「どうしてそんな郊外でカウントダウン?」と思われる方も多いかもしれません。というのも、バンコクではアイコンサイアムやセントラルワールド、サイアムスクエア、ワンバンコクなど、市内各地で華やかなカウントダウンイベントが開催されているからです。
実際、私自身も出演者の豪華なラインナップを見ながら、最後の最後までどこに行くか悩みに悩みました。カウントダウンをはしごする案も頭をよぎりましたが、体力的に厳しそうなので今回は断念。迷い続けた末に選んだのが、メガバンナーで行われた「メガ・カウントダウン2026」でした。
決め手は、トリを務めるバンド・Slot Machineです。大学生時代、日本で暮らしていた頃からの大ファンで、「いつかコピーバンドができたらいいな」と、日本人のバンド仲間を誘って回っていたほど。そんなSlot Machineと一緒に年越しができるなんて、夢のような話です。さらに、最近気になっていた5人組アイドルのPERSESや、2025年に個人的再生回数トップだったTilly Birdsも出演すると知り、これはもう行くしかない、とワクワクしながら家を出ました。

会場に到着すると、ちょうどPERSESのステージがスタート。続くFellow Fellowのステージでは、ドラマ「Deep Night」の主題歌が披露され、そのドラマが大好きな私は、まさかここで聴けるとは思わず、涙。Tilly Birdsのステージでは、12月にボーカルの3rd氏が左足を負傷していたとは思えないほどのジャンプを披露し、会場を驚かせていました。
その後登場したFlureは、2025年をもって解散を発表したバンドCocktailの有名曲「Yours Ever」を披露。この曲はFlureのQ氏がフィーチャリングで参加しており、SpotifyではCocktailの1位曲として知られる名曲です。演奏が始まった瞬間、会場からは大歓声が上がり、自然と全員参加の大合唱に。長年愛されてきた理由が、肌で伝わってくるようでした。
そして、いよいよトリはSlot Machine。運良く前から2列目に行くことができ、今か今かと登場を待ちます。ベースのGak氏の天才的な音作りと愛されキャラ、ギターのVit氏のクールで切れのあるカッティング、そしてボーカルFoet氏の思わず惹き込まれるカリスマ性。夢中で叫び、歌っているうちに、あっという間に時刻は23時50分になっていました。
そこからは一気にカウントダウン準備モード。スタッフが慌ただしく動き、ステージ上では来賓の挨拶が始まったのですが、ここで少しヒヤッとする出来事が。2人目の方のお話が、なかなか終わらないのです。だんだんと周囲と目を合わせながら、「これ、間に合う?」「このまま年越しちゃわないよね?」という空気が漂い始めました。最終的には3人目の方が驚異的な巻きで、わずか15秒ほどで挨拶を終え、無事カウントダウン成功。お話し中、日本の学生時代に経験した「全校集会の校長先生の話みたいだな」と既視感を覚えたほどです。

年越しの瞬間
帰りはBTSバンナー駅までの無料シャトルバスが出ていましたが、バス停の目印が分かりづらく、「ちゃんと帰れるかな…」と少し不安に。それでも、深夜2時頃まで運転してくれたBTSとシャトルバスのおかげで、無事帰宅。
今回タイでの年越しがとても楽しかったので、かなり気が早いですが、次はどのカウントダウンに行こうかな、なんて考え始めています。
(編集部 ティウ)
タイ自由ランド 2025年1月20日号掲載


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