木を大切にするタイ人 精霊が宿るといわれる大木

セブンイレブンと歩道の間にある樹木

タイの街を歩いていると、歩道のど真ん中に大木が切られることなく、そのまま生えているのを度々見かけます。また、ビルなどの建物が大木をよけるような形で建てられていることもあります。

さらには、その大木に布が巻かれていたり、お供え物がなされていたりします。

日本でいう八百万の神様のような、アニミズムの影響なんだろうなと一見してわかりますが、タイではそのような万物に宿る精霊をピー ผี と呼びますね。

ちなみにタイでは、幽霊もピー ผี と呼びますね。

日本でもタイでも、どの国でも、お寺や神社、宗教、不思議な話、怖い話が好きな私にはたまりません。ついつい写真を撮ってしまいます。

日本では、大規模な開発がある場所では、さすがに木は切られてしまうようですが、中には、大木を避けるようにして、周りだけが開発されている場所などもあります。

なんでも、その木を切ろうとすると、必ずトラブルが起きてしまうそうで、木を切るのを断念せざるを得なかったとか…。

こんな不思議な話が大好きです。タイでも、精霊にまつわる不思議な話を知っている人がいたら聞いてみたいですね。

タイは仏教国として有名ですが、精霊を祀っていたり、インドの神様のガネーシャ(象の姿の神様)やブラフマン(4つの顔と4つの腕がある神様)に商売繁盛を願ったりと、いろんな宗教が混ざりあっています。

タイ人がおおらかなのはそのせいでしょうか。日本も多神教で、すごく似ていて親近感がわきますね。
(編集部 T)

 

銀行があるビルの横にある樹木

歩道のほとんどを埋め尽くす樹木

 

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