2023年12月5日発行
モノレールのピンクラインの正式オープンが12月18日とタイ交通省より発表され、この手の新路線は1ヵ月前から無料試乗が恒例になっているため、今回も11月なかばから無料試乗が実施されることになった。
全30駅で、大きく環状に回る路線で、旅行気分で知らない地域を回るのも楽しい路線となりそう。
特徴としては、まず、始発のノンタブリー駅でパープルラインと乗り換えができ、ラクシー駅でレッドライン、ワットプラシーマハータート駅でグリーンラインと乗り換えできる。
日本人が多く利用するのはイミグレーションに行く場合なので、BTSグリーンラインから乗り換えてガバメントコンプレックスでおりると無料の乗り合い巡回車が用意されるだろう。
催し会場のムアントンタニーのインパクトへはまだ工事中で直通で行けないが、来年には直通で行けるようになりそう。
そのほか、旅行気分で楽しめるパックレット駅はチャオプラヤー川の高速船と乗り換えできる。素焼きの陶器を作っていて、素朴な雰囲気に癒される。
そのほか、ドンムアン空港に行くのに便利な、レッドラインへは、スカイウォークのあるラクシー駅で乗り換えできる。
現在、3路線で乗り換えできるが、将来的にはまず、終点のミンブリー駅では、来年にオープン予定のオレンジラインとスカイウォークでつながる予定。続いて、ワチャラポン駅は、将来的にグレーラインと乗り換えでき、トンローを走る路線なので、日本人が利用しやすい路線になる。ノンタブリー駅ではブラウンラインとも乗り換えでき、合わせて6駅で連絡する。
さて、今回はタイ自由ランドの看板娘Jさんがモノレールの乗り心地を確かめるべく、試乗してきたので、ご覧いただきたい。12月18日の正式オープンまで無料試乗でき、運行は朝6時から午後8時まで。窓が大きくてとっても開放的。揺れも感じない。
ワットプラシーマハタート駅に着き、ピンクラインに行きました。グリーンラインの目の前にピンクラインの改札口があるのかと思いきや、一旦ながーい階段を下り、また登る必要があり、この部分で不便さを感じました。グリーンラインから直接行ける場所はありましたが、なぜか封鎖されていたので、この部分に改札口ができれば簡単に行けるようになるのにと思いました。グリーンラインとピンクラインの乗り換えの場所だったので、駅はとても広々としていました。
日本人がピンクラインを利用する場所として、イミグレーションがある「ガバメントコンプレックス駅」でしょう。ということで、行ってみました。ピンクラインは、この間完成したイエローラインの車両と内装のデザインは一緒で、車両数と椅子の数が少ない割に多くの人が乗るので、もう少し増やした方が良いと思いました。イエローラインとの違いとしては、外の景色が緑よりも大きな建物が意外とあったり、激しい揺れなどはあまりなかったりしたところです。
ワットプラシーマハタート駅からガバメントコンプレックス駅までは、たったの4駅で着くのであっという間でした。早速ガバメントコンプレックス駅からイミグレーションに行こうと思い改札口を出て、イミグレーションがある道の方に降りようと思ったら、まだそっちに降りられる階段が完成していませんでした!ということで、逆の階段から降りてイミグレーションとは逆の方に歩き、起動していない信号のある横断歩道を車がいない瞬間に渡る、という危険極まりない場所を歩く必要がありました。(2024年にはすでに階段が完成しているので、安心してください)やっと横断歩道を渡れたと思いきや、その横断歩道がもう一つ先にもあるので、2度も危ない道を渡り、そこからイミグレーションがあるチェンワッタナー7のソイに行くまでも工事中で、ソイに行くだけなのに疲れてしまいました。
やっとソイに着きそこからイミグレーションまでは、無料巡回シャトルバスがあるので時間になるまで待ちました。時刻表はありましたが、タイのことなので時間通りではないだろうと思いながら10分ぐらい待っていたら、ゴルフカートのような乗り物がやってきました。想像していたシャトルバスは、バンか小型バスみたいなものだったので、運転手に何回も「これはイミグレーションに行くの?」と聞いき運転手が「行くよ」と言ってくれたので乗車しました。
そして、初のイミグレーションに潜入!イミグレーションの中心部に行くと、目の前が急に開き広々とした空間が現れてびっくりしました。何度もイミグレーションに来ている人でも、初めて来た時「ひろっ!」と思ったでしょう。そんな中心部エリアの半分の敷地に、衣類から食べ物までの出店がたくさんありました。出店には、食べ物以外にタイの伝統衣装や家電、車までもが販売されていて、時間潰しにはちょうど良いと思いました。今日は出店はありましたが、出店がない日もあるようです。出店のほかにもイミグレーション内を歩いていると、フードコートや、コンビニ、カフェなどがたくさんあったので便利だなと思いましたが、16時過ぎにもなると閉まっているお店が多かったです。
18時50分ぐらいが最後のシャトルバスの時間というのを運転手に教えてもらったので、少し余裕を持って帰ろうと思っていたら、ずらーーと乗客待ちの長蛇の列が出来ていました!これはいつ帰れるのだろうかと思ってしまうほどでした。シャトルバスの一回の乗客人数が20人ぐらいしか乗れないので、それは混んでしまう要因だろうと思いました。無料巡回シャトルバスのほかにも、アヌッサワリー行きの赤バスなどもありましたが、ピンクラインに乗って帰りたいので、30分ぐらい待ち、ようやくシャトルバスに乗れました。
ソイの入り口からガバメントコンプレックス駅までは行きと同じように危ない道路を渡って帰りました。行きと違い帰宅時間だったので、多くの人が同じように帰っており、後ろにいたタイ人が「疲れた」と言っていて、確かにソイから駅までの距離と、その道が不便なので、余り歩かないタイ人にとっては余計に疲れてしまうと思いました。イミグレーション側の階段は、来月には完成するそうです。
帰りのピンクラインは行きよりも人がたくさんいて満員電車並みだったり、ピンクラインからグリーンラインに乗り換えるワットプラシーマハータート駅では、人の多さにびっくりしてしまうほどでした。ピンクラインが出来たことで、より都内に来やすく、より郊外に行きやすいくなったと思いました。
ピンクラインでは、陶器が有名な「クレット島」などへにも行けるので、ぜひピンクラインに乗って小旅行をしてみるのもおすすめです。
12月18から運賃が発生すると15~45バーツが適用されるようですが、タイ政府が推進する全路線一律20バーツはまだこの先になりそうなので、とりあえずはちょっと割高ですが、利用してみるのもよいでしょう。
イミグレーションの場所