【バンコクで異文化体験】日本人の口に合うタイのイスラム料理 マッサマンカレーは外せない!
タイに住み始めて、驚いたことのひとつが、意外とイスラム教徒が多いことでした。
タイは仏教のイメージが強いですが、バンコクでもヒジャブをかぶっている女性を日常的に見かけます。タイの総人口に占めるイスラム教徒の割合は4~5%です。
以前、住んでいたスラサックには、近くにモスクがあり、時々風に乗ってコーランが聞こてきました。耳を澄ましていると、遠い異国にいる気分になったものです。
今はバンコクのトンブリー地区に住んでいますが、車で15分くらいのところに、イスラム教徒の多い地区があり、モスクやイスラム教徒の子供の学校などがあります。
時々、モスクの隣にあるハラル料理を出す食堂に、ランチを食べに行きます。一軒家で奥行きのある広い食堂ですが、週末の昼時に行くと、いつもガラガラです。隣のモスクでお祈りがあるときには、混むのかもしれません。
店名は「バン・デート」というのですが、バンというのは、イスラム教徒がタイ語のピー(○○さん)と同じ意味で使う言葉だそうで、「デートさんの食堂」といったニュアンスでしょうか。
いつもサフランライスと蒸した鶏肉、牛肉の煮込みスープ、そしてたまにマッサマンカレーを頼みます。飲み物を頼むと、錫製のジョッキが出てきます。これがいい味出していて、自分用にも欲しいです。
この店の味付けは、マイルドで香辛料もきつくないので、タイ料理が苦手という日本人でも、問題なく食べられるでしょう。
牛肉の煮込みスープはピリ辛ですが、後を引かないスッキリした辛さです。サフランライスにかけて食べると、とても美味しいです。
マッサマン・カレーは、これが日本のカレーライスの原点なんじゃないかと思うくらい、ホッとする懐かしい味わいです。
食堂はおじいさんとおばあさんで切り盛りしていて、のんびりとした時間が流れています。休みの日は、このくらいゆったりした感じがちょうどいいです。イスラム食堂なので、ビールで一杯というわけにはいきませんが。。。
この食堂は、同じ場所で50年以上やっているとのことで年季が入っています。
店の奥に大きな古い柱時計があり、飾りで置いてあるだと思っていましたが、驚いたことにちゃんと動いていて、時間も合っていました。
何十年もここで時を刻んできたのでしょう。
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