2010年の出来事について
ここしばらく出かけていないのですが、家でじっとしていると、昔似たような状況があったことを思い出しました。
2010年に起きた赤服騒動の時のことです。
ただ、あの時は場所が限定されていたので、比較的安全な場所もあったので、今回の世界的な騒動とは規模が違いますが…。
下にあるのは、2010年5月のある日の帰宅時の写真です。
赤服を着ていろんなところに陣取っていた集団を軍が強制排除すると直前だったと思います。
この日の夕方、いつもよりかなり早く帰宅しようとしたのですが、地下鉄がストップしていたのです。
当時は地下鉄のサムヤーン駅を利用していたのですが、この日は早々に止まってしまい帰る方法が無くなってしまいました。
せめて何か食べて帰ろうかと思いましたが、駅前の商業ビルもとっくに閉めていました。
地下鉄も全部ではなく北側の一部地域では動いているかもと思い、国鉄でとりあえず北に向かって、地下鉄バンスー駅を目指すことにしました。
地下鉄は北側の一部で運行しているというような情報があったからです。
しかし大通りを見ても隣のフアランポーン駅までの移動をどうしようかと、途方に暮れる光景です。
車が走っているところまで歩いて移動して、バイタクに乗ってフアランポーン駅まで向かったのは覚えています。
ここからバンスー駅までの乗車券を購入した時に驚いたのが、料金の安さです。
なんと2バーツだったのです。
チャオプラヤー川の渡し船といい勝負です。
切符の紙代とかインクとか人件費やら、いろいろおかしいと思いましたね。
何とか国鉄に乗って、バンスー駅を目指すのですが、まちがえて一つ手前の駅で降りてしまい、かなりの距離を歩いてバンスーへ向かいます。
歩いている途中で、行き先を隣の地下鉄ガムペーンペット駅に変更して、駅に到着しましたが…
地下鉄は運航停止していました。
かなり待って何度も乗車拒否されながら、何とかタクシーを拾いましたが、道中でタイヤを燃やしてキャンプファイヤーしている人もいたりして、なかなかスリリングでした。
この時は通行できる道が限られていて、どこも大渋滞でしたね。
あと、乗ったタクシーは燃料がとても少なく、途中でガススタンドに寄るまではいつ止まるかとハラハラしました。
このあと5日間くらいは完全に交通機関がストップして、デモ隊の強制排除と放火騒ぎで大変なことになっていました。
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