クアイジャップ・ユアン もちもち、ねっとりがクセになる、ベトナム由来のタイ料理

クアイジャップ・ユアンというタイ料理をご存じですか?

トローリとした甘めのスープに、もちもちした食感の米麺が入っている料理で、具材は豚のソーセージやゆで卵が入っています。辛さは全くなく、ハーブやトッピングのカリカリ揚げた揚げ玉ねぎが香る独特の料理です。

私はこのクアイジャップ・ユアンが好きなのですが、例えば街中のフードコートでお店を発見しても、味がイマイチなことが多いです。

タイの東北地方のウボンラーチャーターニーを中心とした名物料理ですので、現地の人が作る名店を探せば、バンコクでもおいしいクアイ・ジャップユアンに出会えるかもしれませんが、もっと気軽に、日常的にクアイ・ジャップユアンを食べたい!

そんな人に朗報です。

なんと、スクムビット・ソイ41のタイ自由ランドオフィスの並びにあるタイ料理店「クルア・メーウォンドゥアン」で、たった一皿50バーツでおいしいクアイ・ジャップユアンが食べられるんです。

実は、このお店はタイ自由ランドの系列店で、料理上手なタイ自由ランドのお母さんが監修しているお店です。

ちなみに、タイ自由ランドオフィスの1階はオープンテラスのカフェになっていますが、ここもお母さん監修のお店です。

タイ人から日本人、欧米人までたくさんの人が訪れる憩いの場所になっています。

みんなのお母さんはペッチャブーン出身のイサーン人ですが、料理上手で、お店をオープンする前から、忘年会などでおいしい料理をふるまってくれました。

そんな、お母さんが作る自慢の一品ですので、自信を持って紹介できます。身内のお店だから贔屓しているというわけではありません。

この間、このお店でみんなでお昼ご飯を食べていたら、一緒にいた日本人の人達がクアイジャップ・ユアンを知らないと言うんです!

長年タイに住んでいる人でも、クアイジャップ・ユアンを知らないというのでびっくりしました。

この料理をもう少し詳しく解説すると、ユアンはベトナムを指すのでベトナム風のクアイジャップということになります。

タイ料理でクアイジャップといえば、通常は、米の麺をクルクル筒状にしたものをスープに入れた料理を指します。

ですが、ベトナム風クアイジャップはストレートな米麺入りです。

この米麺が通常のクイティアオに入っている米麺とだいぶ違うんです。タピオカ粉を練りこんでいるそうで、もちもち、ねっとりと癖になる食感です。

これが甘めのとろとろしたスープに絡むので、クイティアオやクアイジャップとは全く違う味わいなんです。

ウボンラチャタニーの名物料理と冒頭で書きましたが、移民してきたベトナム人の影響を受けた料理なんだとか。

入っているのは豚のベトナムソーセージですが、お母さんのお店のクアイジャップ・ユアンには大きめの豚ひき肉団子も入っています。

日本ではタイ料理が人気だそうですが、ガパオライスやトムヤムクン、ソムタムなど定番料理がほとんどです。

全く辛さがないクアイジャップ・ユアンも日本人がけっこう好きな味なんじゃないかなと思います。もちもちしているので、OLさんとか女性にウケる味かもしれません。

ですが、やはり一度は食べてみないとわからない。まだ食べたことのない人は、ぜひクアイジャップ・ユアンを食べてみてください。

今回紹介したお母さんのお店は、朝6時半の早朝からオープンしています。カオマンガイやクイティアオ、おかずのせご飯もあるので、ランチなどの利用にぜひどうぞ。

そして、夕方からはイサーン料理店に変わります。イサーン出身の料理上手なお母さんのお店ですので、こちらもおすすめです。本格的なイサーン料理が食べられます。

お母さんのお店「クルア・メーウォンドゥアン」 朝6時半~から営業しています。 夕方からはイサーン料理のお店になります。

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