【タイのロイクラトン祭り2019】バンコクのチャオプラヤー川でミャンマー人やカンボジア人も一緒にお祝い
先週、タイはロイクラトンでした。毎年旧暦12月(現在の10月か11月)の満月の夜に、水の精霊に感謝を捧げ、罪や汚れを水に流し魂を清めるお祭で、ロイクラトンは川に流す(ロイ)灯籠(クラトン)という意味です。日本の精霊流しに似ていますが、花火を打ち上げたりステージで歌や踊りをしたりと、すっかり楽しいイベントになっています。
毎年、川沿いにある近所のお寺に行っていますが、年々、盛大になってきている印象です。今年もお寺の前でロックバンドが大音響で演奏していました。
タイの伝統衣装を着てくる人も年々増えてきている気がします。日本人が浴衣を着て花火大会に行くような感覚でしょうか。特に伝統衣装を着ているのは子供が多いです。
今年はタイ人だけでなく、ミャンマー人やカンボジア人の姿が多く目につきました。彼らの国でもロイクラトンに似たような習慣があるのでしょうか。タイの伝統衣装とはちょっと違う感じです。
ミャンマー人は顔に薄茶色の泥のようなものを塗っている人が多いので、すぐわかります。顔に塗っているのは「タナカ」と呼ばれる天然化粧品で、焼け止め、にきびの防止、肌全般に効果があるようです。よく見るとひとりひとり塗り方が違っていて、こだわりのお洒落な塗り方があるみたいです。
ロイクラトンで見かけたミャンマー人やカンボジア人は、観光客でなく、タイで働いている人たちです。毎朝、出勤時にコンドミニアムの建設現場の横を通るのですが、荷台いっぱいにミャンマー人を乗せたトラックが続々とやって来ます。
家の近くには、やはり建設現場で働くカンボジア人労働者の宿舎がありますが、タイ人の住民とは距離感があります。
日系の飲食店でもスタッフがミャンマー人、カンボジア人もしくはラオス人というところも多いです。バンコクから小一時間のマハチャイという町には、大きなミャンマー人コミュニティーがあり、アウンサンスーチーもタイに来た際に、わざわざ訪れたほどです。
もし彼らが一斉に帰国してしまったら、タイはものすごく困るでしょう。そのくらい彼らに依存しています。
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