タイで風邪をひいたら?マナオとはちみつのドリンクがおすすめ【能登半島地震の復興を応援しています!】
明けましておめでとうございます。
2024年になりました。
みなさまは、年末何をして過ごされていたでしょうか?
今年は元旦から能登半島で大きな地震があり、被災地のみなさん、そして日本に住んでいる人はとても不安な思いで過ごされていたかと思います。
私の弟は金沢に住んでいるのですが、幸いなことに、大きな揺れは経験したものの、その後の生活には特に支障はないそうです。
私は年末は、RIZIN を見てひとりで盛り上がっていました。
特に面白かったのが朝倉海選手とフアン・アーチュレッタ選手の試合です。
朝倉選手の膝蹴りが効いての、見事なKO勝ちです。
タイ人には โคตะ KOTA でお馴染みの三浦孝太選手も出場していて、他の試合も面白かったです。
今年はいい年になりそうだなー。年明け最初のブログは RIZIN のことでも書こうかなー。
そんなことを考えながら、元旦、のんびりと過ごしていたときに日本にいる家族や知り合いから、
大きな地震があったとラインで次々連絡がきました。
そして、その後、情けないことに年明けそうそう風邪をひいてしまいました。
年始にずっと、被災地のショッキングなニュースばかり見ていて、身体がびっくりしてしまったのだと思います。
まったく情けない話ですね。
現在も、行方不明者の捜索が続いているそうで、また、被災している方々は大変な思いをされているかと思います。
何もすることができなくて、もどかしい気持ちでおりますが、
被害が拡大しないことと、一日も早い復興を心から願っています。
そして、土日はゆっくり休んで、すっかりよくなりましたが、
休んでいるときに、自分で作って飲んでいたのが「はちみつマナオ」です。
普段から飲んでもおいしいですし、タイで風邪をひいたときなどにぴったりのドリンクです。
写真は、タイの八百屋さんで1個5バーツで買ったマナオ มะนาว (タイ語だとマナーオの方が正確な発音でしょうか)です。
![](https://jiyuland.com/blog/wp-content/uploads/2024/01/IMG_7882-1-scaled-e1704797070792-1024x768.jpg)
マナオはタイ版レモンといった感じで、パッタイに添えられたり、ソムタムに入っていたりしますが、
正確には、メキシカンライムの一種なんだそうです。
酸っぱくって、ビタミンCがたくさん入っていそうです。
これと市販のはちみつを合わせると、簡単にタイ版の「はちみつレモン」が作れるというわけです。
まずは、4分の一くらいに切って、ちょっと深めの受け皿かマグカップなどに絞ります。
![](https://jiyuland.com/blog/wp-content/uploads/2024/01/IMG_7883-scaled-e1704797244388-1024x768.jpg)
![](https://jiyuland.com/blog/wp-content/uploads/2024/01/IMG_7910-1024x768.jpg)
そして、そのマナオのしぼり汁にはちみつを入れますが、
最低でも大さじ1くらいは入れないと、味が薄くておいしくないです。
私は大さじ2くらいたっぷり入れます。
![](https://jiyuland.com/blog/wp-content/uploads/2024/01/IMG_7911-1024x768.jpg)
そして、そこに、お湯を加えて、しゃかしゃか均一になるように混ぜます。
![](https://jiyuland.com/blog/wp-content/uploads/2024/01/IMG_7914-1024x768.jpg)
冷たいはちみつマナオを飲みたい場合は、
氷いっぱいに入ったグラスに原液を注いで、しゃかしゃか混ぜると、
氷が溶けて原液が薄まって、冷たいドリンクのできあがりです。
味が濃いときは、冷水を足して調整してください。
![](https://jiyuland.com/blog/wp-content/uploads/2024/01/IMG_7915-768x1024.jpg)
私は、風邪をひいていたので、お湯を足して、ホットはちみつマナオを作りました。
![](https://jiyuland.com/blog/wp-content/uploads/2024/01/IMG_7909-768x1024.jpg)
レシピというほどではありませんが、タイ人に教えてもらいました。
普段は、あまり酸っぱい果物は好きではないのですが、
具合が悪いと飲みたくなってしまうドリンクです。
体調が悪いと、やはりビタミンとかを身体が欲しがっているのでしょうか?
ところで、先ほど、私の弟が石川県の金沢市に住んでいると書きました。
私は金沢へは何度も遊びに行ったことがあります。
弟は、大学進学と同時に金沢に引越しましたが、
今回の地震で大きな被害を受けた能登半島の先端にある輪島市へは、
母が一度だけ、日帰りか一泊でバスに乗って観光に行ったことがあります。
同じ石川県にあるのに「とにかく遠い!」というのが一番の感想で、
地図を見てもわかりますが、
半島はほとんどが山で、まわりは海に囲まれていますが、
陸から海へ続く様子は、ビーチというよりも断崖絶壁です。
山と海の間にあるような道路をひたすら走って、ようやくたどり着くことができる
通常でもアクセスするのに大変な場所なのです。
観光地は、街並みもレトロで、金沢とは全然違う雰囲気だったと言っていました。
いつかは遊びに行ってみたい場所でしたので、
今回の地震で甚大な被害を受けてしまったことは残念でなりません。
そして、今回の地震により、半島の先端にアクセスできる命綱の道路が、
あちこち寸断されてしまいました。
救助・支援は困難を極めるだろうなということは、容易に想像できます。
1月1日の地震発生からは、私はタイから、日本のニュースにかじりついて状況を見ていました。
驚いたのは、その日の夜に、パンやオムツなどの支援物資が
大型トラックで続々と運ばれている映像を見たときです。
「早っ!」とびっくりしましたが、
過去の震災での教訓からできた「プッシュ型支援」というシステムなんだそうですね。
過去には地方自治体の要請を聞いてから物資を調達・配送していましたが、
その順番をきっちり守ってしまうと、余計な時間を要してしまうため、
大きな災害が起きた場合は、国と提携している企業が、
地方自治体の要請を待たずに、
大量の支援物資をハブとなる場所にどんどん運んで行くというシステムなんだそうです。
今回の地震では、金沢市の石川県産業展示館に物資が届いていました。
※各自治体が災害時の物資の供給配送マニュアルを用意しており、ウェブサイトなどでマニュアルを探せるようです。
大きな倉庫に、届いた物資がきれいに並んでいますが、
これも過去の震災の教訓からできたシステムなんだそうです。
過去に、届いた物資をどんどん置いていったら、
いざ被災地へ届けるための仕分けをする際に、
どこに何があるのかわからなくなり、かなりの時間を使ってしまったそうなのです。
当たり前のように物資が積み上げられているように見えますが、
よく考えられているんですね。
そして、一度に大量の物資を用意して届けることができるのは、
大企業ならではの強みですよね。
同じ製品が同じ大きさの段ボール箱に入って大量に届くので、
倉庫に積み上げる際も、現地に運ぶ際も扱いやすくなるのも利点ですね。
最終的には、運ばれた物資については、国が企業へ後払いするそうなのですが、
私は続々と物資を運ぶトラックがテレビで放送されて、
社会貢献になるだけでなく、(災害の中大変不謹慎ですが)企業のPRにもなるいいシステムだなと感心してしまいました。
ですが、365日のうちで、いつ災害が起こるかは誰も予想できません。
今回は、1月1日という道路状況も人も動きも平日とは違っている日に地震が起こりました。
物資を確保してトラックに積み込む作業、
さらには配送のためのトラックの確保、
いつもの配達先とは違う場所に迅速に届けたトラックの運転手さん達、
たくさんの人の協力があって実現していることですので、
大企業だから簡単でしょ。みたいなことではないと思います。
本当にすごいことだと思います。
トラックで届いた物資は、倉庫にきれいに仕分けされ、
その後は、さらに各被災地に届くよう細かく仕分けされ、
それを自衛隊の方々があらゆる手段を使って被災地に届けるのです。
自衛隊の公式YOUTUBEの映像です。
道路が使えない場所は歩いて届けるそうですね。
テレビのニュースでは深刻な被害状況を毎日伝えていますが、
実は、報道記者も行けないような孤立した被災地がまだいくつかあるそうなんです。
(孤立地域は被災者全員を安全な場所へ避難させる準備中だそうです)
一歩足を踏み外せば、自分の命さえも危ない場所へ、自力で届けているんですね。
そして、1月1日の夜は、
追い打ちをかけるように輪島で大規模な火災があり、
轟轟と燃える炎を消防車が消火している映像が見えました。
「ここに住んでいる町の人たちはちゃんと避難できているのかな?」
被災者の避難状況も、
テレビを見ても、当日は全くわからない状況でしたよね。
津波警報も出ており、とにかく緊迫した夜でした。
地震が起きた当日、救急隊などが行ける場所にはすでに出動していたそうですが、
本格的な救助・救命・捜索は次の日からでした。
この報道の仕方ですと、まるで1月1日は何も動いていないように聞こえてしまいますが、
実は、地震が起こった20分後には、
自衛隊の災害時の初動部隊「FAST-Force(ファスト・フォース)」がすでに動いていたそうです。
「FAST-Force(ファスト・フォース)」は365日、24時間待機をしており、
地震が起きたのが1月1日の16時10ですが、
まずは航空自衛隊が、16時30分に、日本各地の基地から被災地へ戦闘機を飛ばしました。
日本で一番最初の具体的な対応です。
北海道、宮崎、福岡、茨城からそれぞれ、計7台の戦闘機が現地に出向し、
空からの視察が始まりました。
その後、続々と陸上自衛隊や海上自衛隊のヘリや偵察機が稼働し、
現地調査が始まったそうです。
明るいうちは、道路状況や津波の被害状況、がけ崩れの状況、街並みの様子を空から目視で確認し、
暗くなってからは、電気がついていない場所、火事が発生している場所などを確認し、
その日のうちに能登半島全体の被害情報をできるだけ正確に把握するのです。
「その日のうちに動いて助けろ!」みたいな声もあるかもしれませんが、
やみくもに被災地に入って、その場で助けられる人を助けて、
それがテレビで放送されて、はい、感動シーンのできあがりと
そんな場当たり的なものではないのです。
すべての地域のすべての人をいかにして助けるのかが
ミッションなのです。
この初動部隊については、あまりニュースにはなりませんでしたが、
詳しく書いてある記事がありました。
そして、今回の自衛隊の初動は自主派遣であり、
国から要請が出てから動いたわけではありません。
通常は、自衛隊は国の要請がなければ動くことができませんが、
過去の阪神淡路大震災で、国の要請を待っていて何時間も動けなかったために、
災害時は独自の判断で出動できる法律ができました。
自主派遣(自衛隊法第83条第2項ただし書き) 2 天災地変その他の災害に際し、その事態に照らし特に緊急を要し、知事等からの要請を待 ついとまがないと認められる時は、要請を待たないで部隊等を派遣する
そして、次の日からは、被災した街・人の様子がニュースで放送されるようになり、
想像していたよりも、はるかに被害状況がひどく、
とても心が痛みました。
救助の様子が放送される一方で、被災者が孤立している様子も流れて、
みなさんもどかしい気持ちでニュースを見ていたと思います。
実際に国がどんな指示をして、どんな動きをしているのか、
客観的にわかるニュースがあまり見当たらなかったのですが、
自衛隊、救急隊、消防、海上保安庁、警察それぞれの方が
具体的にどんな活動をしているのか、詳しく解説している動画を発見しました。
関西ローカルのニュース番組だそうですね。
公式YouTubeにアップされていました。
わかりやすいのでぜひ見てください!
解説しているタカオカ(高岡 達之)さんは、読売テレビ報道局特別解説委員の方だそうで
タカオカさんの解説によると、
通常は災害発生から一週間は『人命救助』が優先で行われますが、
今回は、『救助、支援、復旧作業』等が異例の同時並列で行われているんだそうです。
簡単にまとめると、
- 関西を中心に全国18都道府県から出動した緊急消防援助隊による人命救助
- 援助隊の中には人命救助のプロ中のプロ特別高度救助隊100名も含まれている
- 人員捜索犬12匹も大活躍(一時は30頭が活動)
- 救助・支援で活躍する自衛隊のほかに「入浴支援」隊の自衛隊が北海道、東京、広島、佐賀からそれぞれ出向
- 自衛隊の孤立集落への物資輸送は徒歩で行われている
- 被災者のニーズを聞き取る自衛隊の聞き取り部隊が400人(自治体が小規模でサポートがまわらない場所を手助けしている)
- 石油製造会社の人が燃料等をポリタンクで運んでいる(道路が寸断されていてタンクローリーで燃料を一気に運べないため)
- 近畿・中部の各警察局から自動車警ら隊、機動捜査隊が被災地の治安維持のためパトロール巡回中(被災地にわざわざ出向く窃盗団や不審者が実際にいるそうですね、、、)
- 救助に向かう自衛隊はのべ6300人
- 救助された人は832人(現在出ているいろんなデータを単純に足して計算したため、正確な数ではないそうです)
- 小松空港を拠点に航空自衛隊が活躍中(患者の空輸、物資支援、消防車両の空輸)
- 宮城県からやってきた海上保安庁の大型巡視船による給水支援(2リットルペットボトル10万5000本分)
- 巡視船到着前は海底隆起のため自衛隊の専用小型船が念入りな海底調査を行う
- 海上自衛隊の船の燃料を運ぶ油槽船も呉から出向
- 被災地の病院から入院患者を都心の病院へヘリコプターで輸送
などの活動が、すべて同時進行で行われているというのです!
たしかに、東日本大震災のときなどは、
入浴支援などは、地震が起きて数日たってから見られる光景でしたよね。
現場では、プロフェッショナルの方々が命を懸けて動いているんですね。
また、輪島空港、道路も着々と復興作業が進められているようですね。
詳しくは、国土交通省のホームページで見ることができます。
https://www.mlit.go.jp/road/road_fr4_000151.html
(2024年1月12日の今日、輪島空港が復旧したそうです!)
自衛隊の方々の活動の様子は、木原稔防衛大臣のツイッターで最新情報を知ることができます。
また、金沢のローカルニュースが、現場の様子が一番リアルに伝わっている感じがします。
私は、現場で命を懸けて作業している人達の状況を
しっかりと伝えることは、めちゃ大事だと思っています。
なぜなら、テレビなどで被災者が大変な思いをされている様子だけを流してしまうと、
国民がないがしろにされているように感じて、不安になってしまうと思うのです。
現地に出向いて取材をして放送するのは、本当に素晴らしいことだと思います。
ニュースのおかけで、日が経っても、視聴者は感心を持ち続けることができて、
何かできることはないかと考えるきっかけになります。
一方で、危険な現場で命を懸けて仕事をしているプロの方の仕事の様子を見れば、
なぜ、今、被災地に一般人が入ってはいけないのか、
物資は大手の企業が支援した方がなぜ効率がいいのか、
わかりやすく伝わります。
※富山県をはじめ、石川県の一部の地域では一般のボランティアや一般の方の物資の支援募集をしているところもあるそうです。自治体のウェブサイトで確認できます。
また、自分は安全な場所にいるにも関わらず、寝転びながらテレビを見て
「物資が届くのが遅い!支援も遅い!政府は何やってんだ!」みたいに上から目線で吠えている人もいるかもしれませんが、
具体的な根拠もなく吠えるのは、
ご本人はアドレナリンがバンバン出て、さぞ気持ちいいかもしれませんが、
ひとつの支援がどんな工程を経て進められているのか、
被災地の物理的な地理状況など、
あらゆることを具体的に想像できない人だとみなされてしまうので、
やめた方がいいでしょう。
とはいえ、被災地の方は、水も食べ物も十分ではない状態で、
寒さも厳しくて、衛生面などの心配もあり体力的にも大変だと思います。
私はタイにいて何もできない身ですが、
被災されている方々が一日でも早く普通の生活を送れるように心から願っております。
また、自衛隊、救急隊、消防隊、海上保安庁、警察官、復旧作業されている建設業の方、被災した病院や施設で働かれている方、自治体の方、支援に関わっているすべての方が、安全にケガなく活躍できるよう心から願っております。
※ブログで書いた、被災地と救助の状況は1月12日までの情報です。
s
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