伊藤潤二のホラーハウスに行ってきました!タイ、バンコクのMBKで開催
※伊藤潤二のホラーハウスは2023年12月31日までの開催でした。
先日、MBKを通ったら、あちこちにこんな看板があり、
とても気になってしまい、娘と一緒に今度の休日行ってみようということになりました。
伊藤潤二先生といえば、ホラー漫画の大家で知られています。
と書きましたが、この日まで伊藤潤二先生を存じ上げませんでした。
先生、ファンの皆様ごめんなさい。
楳図かずお先生は、知っていますよ。
ただ、看板の絵を見たとたんに、ホラー漫画で超有名な先生なんだなと、すぐわかりましたよ。
楳図かずお先生もそうですが、こういうホラー漫画の有名な先生達の画力って超すごいと思うんです。
気持ち悪くって、不気味で、おどろおどろしくって、しかもなぜか、美少女ばかりが登場しますね。
娘は絵を習っていて、しかも、けっこうグロテスクな話とか絵も好きなんです。
可愛いものや、きれいなものもいいですが、こういう不気味な世界も体験させてあげたい。
ということで、先日の土曜日、MBKの4階で開催されているホラーハウスに行ってきました。
MBKの4階の一番奥にあります。
入口とチケット売り場の様子です。
ぶれてしまって申し訳ないですが、伊藤潤二先生もご挨拶されています。
それで、このチケットなんですが、とてもわかりにくい。
完結に書くと、Aコースは450バーツ(子どもは300バーツ)、
Bコースも450バーツ(子どもは300バーツ)、
AとB、両方のコースを楽しみたいという人は800バーツ(子どもは500バーツ)。
よくわからないし、せっかく来たので、AとB両方楽しめるコースのチケットを買いました。
大人ひとり、子どもひとりで合計1300バーツ、、、、
高い~!!!と心の中で思ってしまいました。
高い、、、ですよね?
中に入ってチケットを見せると、ロッカーにすべての荷物を入れてくださいといわれ、
その後、列に並ばされました。
このとき、私はわかったんです、、
伊藤潤二先生の展示会じゃなくて、おばけ屋敷なんだ!!と!!!!
『ホラーハウス』って書いてあるんだから、おばけ屋敷だろ。
と、読者の方は突っ込まれるかもしれませんが、
タイだと、ジブリの展示会みたいのが開催されてたので、
先生の漫画の歴史とか、有名なシーンの絵が大きく飾られていたり、オブジェがあったりと
そういうのを想像していました。
それで、AのコースとBのコースがあるわけなんです。
ちょっと長めのロープをみんなでつかんで、数人でおばけ屋敷のコースを進んでいくようなんです。
「これはこれで、楽しそう♪」
と思いましたが、娘が怖がって、ギブアップされたら困るので、
「みんなでロープつかんで行くんだって。超楽しそうだね。チケット高かったから、最後まで見るからね」
と念押ししました。
それで、ネタバレをしてしまうので、あまり詳しく書きませんが、
伊藤潤二先生の漫画の有名なシーンを再現した部屋がいくつかあり、
そこをみんなで通るたびに、登場人物に扮したタイ人のエキストラさんが渾身の演技を披露するんです。
私はおばけ役の人間がいる方が、逆に怖くないし、少し安心するのですが、
奇声を発したり、追いかけられたりすると、やっぱり怖い。
あと、暗いところを歩いて、何が出てくるのかわからないのもやっぱり怖いですよね。
ただ、大人ひとり800バーツという値段を考慮すると、、、
う~ん、やっぱりちょっと高いかもしれないですね。
日本の遊園地のおばけ屋敷と比べたら、断然クオリティーは低いです。
というか、日本の遊園地のおばけ屋敷って怖すぎません?
タイ人は、あのレベルは無理なのかもしれませんね。
昔、タイ人の友達と映画の『呪怨』を見に行ったら、
けっこうな人が途中でギブアップして、退室していました。
みんなでロープつかんで歩くのもなんだかんだ連帯感が生まれて楽しいし、
このくらいがちょうどよいのかもしれませんね。
AコースとBコース体験したわけですが、
娘も私も「Aコースの方が怖かったね」という感想でした。
ですので、チケットが高いと思う方は、Aコースだけのチケットを買ってもよいと思います。
コースが終わると、ようやく伊藤潤二先生の絵の展示室があります。
う~ん。素晴らしい。
なんでこんな迫力満点で不気味な絵が描けるんでしょう。
グロテスクなアイデアはどこから浮かんでくるんでしょう。
そして、細見で端正な顔立ちの美少女ばかりが登場しますね。
ルパンの峰不二子さん的なナイスバディ系は登場しませんね。怖さが薄れてしまうのでしょう。
最初の方で、お面をもらえるので、それをつけて記念撮影もできます。
タイ人だけじゃなく、ファラン(欧米人)も楽しんでました。
伊藤潤二先生を知っているんでしょうか?それとも好奇心で入ってみたのでしょうか?
欧米人はこういうところ柔軟ですよね。
なんか、楽しそうなのあるから入ってみるみたいな感じなんだと思います。好奇心旺盛なのは、見習いたいですね。
そして、最後の部屋はお土産ショップです。
グッズが充実しすぎです。
Tシャツとか、暖簾とか、バスマットとか、コースターとか、ファンの人にはたまらないですね。
タイ人のオタクの人って、日本人に負けないくらいどっさりグッズ買いますよね。
最初の方にも書きましたが、私はこういう不気味な絵が好きですし、
ネタとしてTシャツとかノートとか持ち歩きたくなります。
でも、興奮して買って家に帰ると、ふと我に返り、「これ要る??」となってしまいますね。
ですので、Tシャツとノートは買うのを我慢して、
娘が学校で使う、A4のクリアファイルを買いました。
ネタですね。みんなに見せて驚かせたいそうです。
帰りはMBKと反対側にあるBACC Bangkok Art and Culture Centre バンコク・アート&カルチャーセンターに立ち寄りました。
スクムビットに住んでいる人などは、MBKに来るまで少々遠いですよね。
せっかく来るわけですので、ついでに、ここも立ち寄るのがいいかもしれませんね。
タイ人のアート作品などが、たくさん展示してあります。
それで、おばけ屋敷を出て、じゃあ次はBACCに立ち寄って帰ろうかというときに、
娘がだんだん我に返ってきたようで、
「怖かった。今も思い出す。忘れられない。絵ももう見たくもない。ファイルも要らない」
と、ずっと駄々をこねてうるさくなりました。
数人でワイワイおばけ屋敷を歩いて、
一緒に行った人達が娘によくしてくれて、そのときは楽しかったみたいのですが、
振り返るとだんだん怖くなってきたようです。
私は子どものころ、テレビ番組のアンビリーバボーの心霊特集や
お昼に、みのもんたさんが出ている番組で夏休みの期間だけ特集される「あなたの知らない世界」とか、
震えながら見ていたのですが、でもなんだかんだ好きだったので、
娘もなんだかんだ楽しめるかなと思って連れていったのですが、全否定されました。
ですので、小さいお子さんを連れて行く方は、注意した方がいいかもしれないですね。
ところが、その後、娘は公園に行ってタイ人の友達と遊んだんですが、
友達がもらったお面を面白がってくれて、鬼がお面をつけて鬼ごっこをしたりして、かなり盛り上がりました。
すると、「おばけ屋敷楽しかった。怖くない。また行きたい。ファイルも使う」と言い出しました。
子どもってこんなもんなんですかね。
気分が一瞬で変わるところが、タイ人のDNAを受け継いでいるからなのかなとも思ってしまいますね。
みなさんも機会があれば、伊藤潤二先生のホラーハウス行ってみてください。
2023年の今年いっぱい、12月31日まで開催しているそうです。
場所はMBKの4階の奥の方。BTSで来る場合は、ナショナルスタジアム駅で降りて、直結で来れます。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません