ある日、突然
ある日突然、みんなが知らない小さな国から大気圏へ向けてミサイルが発射された。世界中は核戦争がはじまったのかと大騒ぎになった。国連にも参加していないその国の存在を多くの人は知らなかった。まったくその国の存在は相手にされていなかったのだ。ニュースになるのは大きな国のことばかりだ、
その国のミサイルは大気圏で大爆発した。あまりにも突然だったので、世界は対応に混乱した。twitterでは、パンデミックの次は核戦争だとみんなが声をそろえてツィートした。
それから数日後、突然、パンデミックが終わった。
世界中の科学者が驚き、マスコミはこの謎の減少に関して報道した。いったい何が起きたのだろうか?
世界のパンデミックが終わり、世界がまた正常な状態になった数日御、誰も知らない国の大統領はある日、国民に向けて演説した。
”我々は小さな国で貧しくみんなも苦しい生活に耐えてきたが、我々は世界をパンデミックから救ったのだ。これは国民の努力の結晶、だがこのことを自慢してはいけない。我々は大きな国が自分の利益のためにやろうとしていたことを防いだのだ。このことは我が国だけの秘密だ。我々はやるべき正義を実行しただけなのだ。”
国民はこの大統領を大拍手でたたえたのでした。
又いゐし事むなしからずして・大蒙古国もよせて国土もあやをしげになりて候へばいかに悦び給はん、これは凡夫の心なり、法華経を信ずる人は冬のごとし冬は必ず春となる、いまだ昔よりきかず・みず冬の秋とかへれる事を、いまだきかず法華経を信ずる人の凡夫となる事を、経文には「若有聞法者無一不成仏」ととかれて候。
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また、立正安国論で予言していたことが事実となり、大蒙古国も攻め寄せて、国土も危うくなっているのを眼のあたりに見たなら、いよいよ大聖人の予言が的中したといって、さぞ喜ばれたことでしょう。
しかし、これは凡夫の心です。法華経を信ずる人は冬のようなものです。冬は必ず春となります。いまだかって冬が春とならずに秋に戻ったなどということは、聞いたことも見たこともありません。
同じように、いまだかつて法華経を信ずる人が凡夫になってしまったなどということも聞いたことがありません。法華経方便品には「もし法を聞くことができた者は、一人として成仏しない者はない」と説かれています。
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