【バンコクの昭和時代】下町風情が残る国鉄タラートプルー駅周辺 マハチャイ線の線路を歩く 

2024年1月28日

国鉄タラートプルー駅付近の線路 玄関出たら線路
国鉄タラートプルー駅付近の線路 玄関出たら線路

バンコクトンブリー区のタラートプルーに住んで6年目になります。

日本人が少ないエリアなので、日本人向けの店舗やサービスはありませんが、住めば都です。6年も住んでいると、近所に知り合いも増え、自分のタイの地元という感じで愛着が湧いています。

コンドミニアムが立ち並び、新住民の流入も多いタラートプルーですが、今でも昔ながらの雰囲気が、色濃く残るエリアがあり、時々ぶらっと散歩に出掛けます。

懐かしい雰囲気が残るのは、国鉄マハチャイ線のタラートプルー駅周辺で、先日開業したMRTブルーラインのタープラ駅とBTSタラートプルー駅の間にあります。

線路沿いの古い家
線路沿いの古い家

BTSのタラートプルー駅からは、歩いて8分くらいで、散歩のルートは決まっています。大通りでなく車の少ない裏通りを歩き、途中から国鉄タラートプルー駅まで、マハチャイ線の線路の上を歩きます。

線路の上を歩くというのは非日常的で、ちょっと旅をしている気分になります。

線路脇の食堂
玄関出たら線路

たまに線路を歩いている時に電車がやって来ることもあります。電車は1時間に1本です。ファーンという警笛の音がいい味を出しています。踏み切りのカーンカーンカーンという音も、郷愁を誘います。

国鉄タラートプルーの駅は、BTSの無機質な駅と違い、ほのぼのとした雰囲気で癒されます。時間がゆっくり流れている感じが好きで、駅のベンチで一休みすることもあります。

のんびりした雰囲気の国鉄タラートプルー駅
のんびりした雰囲気の国鉄タラートプルー駅

小腹が空いたら、駅の周りの食堂で軽く食べてきます。国鉄タラートプルー駅の周りは、食堂や屋台が多くて、特に夜は大いに賑わいます。グルメスポットとして、近隣のタイ人には知られているようです。

トンブリーは何代にも渡って古くから住んでいる住民が多く、下町の雰囲気がありますが、BTSやMRT沿いには続々と高層コンドミニアムが建設されていて、今現在もタラートプルー駅の周りでは、3棟のコンドミニアムが建設中です。これからも近代的なコンドミニアム群と庶民的な下町が、バランス良く共存していって欲しいです。