【わたしの小さな自慢】インドの神様コレクション
前回、インド寺に参詣した話をしました。
(詳しくは、こちらからどうぞ→ 夜のインド寺に参詣。お布施は値上がり)
それで、シーロムのインド寺に行って、100バーツ払うと、お供え物と神様カードがもらえるんですね。
一時期、この神様カードを集めたり、周辺の雑貨店でインドの神様グッズを買ったりするのに
ハマっていました。
たいしたものではないんですが、せっかくなので、本日紹介したいと思います。
そして、本日紹介しようと思って、神様グッズを戸棚から出してきたのですが、
どの神様がどんな役割で、どんな性格で、どんなご利益があるのか、すっかり忘れてしまい、
インターネットでいろいろ検索して、勉強し直しました。
インドの神様について、詳しく書いてあるサイトが結構あって、
例えば、このサイトとか→ http://tenjikukitan.com/zukan/index.html
このサイトとか→ https://www.saiyu.co.jp/blog/india/tag/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%89%E3%81%AE%E7%A5%9E%E6%A7%98/
久々に読んで、そうそう、昔一度読んだことがあると思い出しました。
マニアックなのに、詳細が書いてあるサイトがあるんですね。ありがとうございます。
それで、インドの神様って、たくさんいて、かなり複雑なんで、
私のお気に入りグッズ、ベスト3の紹介と、それに絡めて、インドの神様を簡単に紹介していきたいと思います。
私のお気に入りのカード、ベスト3なんですが、左から1位、2位、3位です。
いきなりなんですが、1位から説明していきたいと思います。(1位から説明するのには訳があります。)
まず、インドの神様は3大神様というのがいるそうなんです。
メモしながら覚えました。この3大神を覚えておくと、どの神様カードをもらっても、
スムーズに関係が理解できるようになります。
インドの3大神様は、ブラフマー(創造の神)、ヴィシュヌ(維持の神)、シヴァ(破壊と再生の神)ですが、
ちょっと宗教とか哲学すきな人なら、ブラフマーと聞くと、あっとわかりますよね。
インド哲学の宇宙の根源『ブラフマン』を神格化したものが、ブラフマーです。
自己の根源は『アートマン』で、
宇宙の根源と、自己の根源は同一である。ブラフマン=アートマン、これを『梵我一如』といいますね。
(ちなみに、梵我一如はそんな高尚な意味だと、インド哲学を知るまで知りませんでした。
20年くらい昔、ヤンキーがよく梵とか、入れ墨で入れていたので、ヤンキーのイメージしかありませんでした。)
これ以上は詳しくないので、説明しませんが、
宇宙というか、我々の生活ってすべてが、創造で作られて、維持するのも大事で、
破壊と聞くと乱暴なイメージがありますが、何か現状を変えるというのもとても大事ですよね。
宇宙がこの3つのバランスで成り立っているというのは、難しいこと抜きでシンプルに理解できます。
そして、私の1位のカードに写っている、このご夫婦、
この男性が、破壊と再生の神、シヴァさんなんです。奥さんは、パルバディさん。
だんなさんは、長髪男子で、首に蛇を巻いてるのが特徴です。奥さんは美しくて、優しい方なんだそうです。
そして、このご夫婦のお子さんが、
じゃーん。おそらく、みんな知っている、富や繁盛の象徴、ガネーシャさんです。
こうやって、覚えていくと、スムーズですよね?
ちなみに、パルバディさんは、かっこいい神様ドゥルガー(戦いと勝利の神様だそうです)
超怖い神様カーリー(殺戮の神様)に変身できるそうです。
↓カーリーさんです。こんな風に変身します。
まとめると、こうです。
シヴァさんと、パルバディさんは、ご夫婦一緒に描かれていることがとても多いです。
そして、私の1位のカード、人面牛の上に、こちらのご夫婦が乗っているのですが、
この人面牛が、とーっても、いい意味を持った神様なんです。
スラビーという神様で、頭は女性、身体は牝牛。お乳が出ていますが、
『溢れ出る乳のごとく、望を次々と叶えてくれる』という意味を持つそうです。
「えっ、、、願い事、次々叶えてくれるの、、、、本当に!?」
このカードの意味を知ったとき、本当にうれしくなりました。なので、堂々の第1位です。
ちょっと、順番が不規則ですが、続いて、第3位を紹介します。
子どもの神様に見えますね。
このカードの神様は、単に可愛くて、チャーミングな感じなので、
意味がどうのこうのよりも、単純に飾りたくなる、大好きなカードです。
そして、この子どもに見える神様は、クリシュナという男性の神様です。
カードは子どもの頃のクリシュナさんで、青年期、成人といろいろ絵があるんですが、
イケメンで超プレイボーイという方なんだそうです。
あと、魔術も使えて、戦っても超強いそうで、モテモテで完璧な男性ですね。
そんな意味を知らずに、かわいいなとずっとお気に入りのカードだったわけですが、
やはり、相手がインドの神様であっても、
女性の私はイケメンを嗅ぎ分ける本能が備わっているんですね。
シンプルにイケメンなので第3位!ということです。これが宇宙の真理でしょう。
そして、第2位
女神様、ラクシュミーのカードです。
ラクシュミーは、なんと美と富の神様です。蓮の花の上に乗っているのが特徴です。
女性のインドの神様の中でも、とーーっても美しい方で、それはそれはおモテになるそうです。
モテモテですが、旦那さんになったのは、3大神の一人、維持の神様ヴィシュヌ様です。
そして、先ほど登場したイケメンの神様、クリシュナは、
実は、ラクシュミーのだんなさんでもあり、三大神の一人でもあるヴィシュヌ様の化身なんだそうです。
「えっ?化身?2人の子どもじゃなくて!?」
と、突っ込みが入りそうですが、化身は化身です。あまり深く考えず、そのまま受け止めましょう。
インドの神様の神話では、この化身とかがよく出てきます。しかもかなり複雑に。
例えば、お父さんがAさんだと思ったら、実はBさんでAさんに化けていた、とか、
さらに、お母さんまで、Cさんだと思ったのに、実はDさんだったとか。
なので、突っ込まず、ありのまま受け入れるのがポイントです。
それで、ヴィシュヌ様の化身の神様はもう一人いて、その方はラーマ王子です。(正確には何人も化身がいるそうです。)
ラーマ王子と聞いて、何か思いあたりませんか?
そうです、タイの歴代の王様は、ラーマ、もしくはラマ●世とお呼びしますが、ここから来ているお名前なのです!
なんでも、ラーマ王子の冒険の物語『ラーマヤーナ』はインドのお話なんですが、
東南アジアですごく人気があったとかで、
タイの王様は、そのラーマヤーナの主人公、ラーマ王子の生まれ変わりと庶民に信じられてきたそうです。
一方で、2016年に崩御されたラマ9世のプミポン国王は、
ジャズや写真を好まれたり、その他いろいろ多趣味な方であり、出家も何度もされていましたよね。
そういった、庶民的な一面を持たれていることから、
タイの王様はインドの神様の生まれ変わり=雲のはるか上の存在というそれまでのイメージが一新され、
国民からの絶大な支持を得たそうです。
あれ、この話は、本で読んだのか、誰かから聞いたのか?出典は忘れました。
もし、間違っているところがあれば、誰か教えてください。
話は、また元に戻りますが、私はインドの女神様ラクシュミーが大好きなんです。
ラクシュミー様の置物です。インド寺周辺の雑貨店で買いました。
こちらはラクシュミー様が8体いる置物、これは最強です。
まわりにいる小さいラクシュミー達は、真ん中のラクシュミーの化身だそうで、
美・富だけじゃなくて、たしか豊穣とか子宝とか財・お金とか、
たくさんのご利益をもつ、ラクシュミー様が集結したものだそうです。
カードも、8人バージョンのもの持っています。
そして、
これも、最強のやつなんです。
真ん中は、ラクシュミーさん、右隣はガネーシャ、
そして左奥は、
三大神で登場した、宇宙の創造の神、ブラフマーの奥さん、サラスヴァディさんです。
サラスヴァディさんは、楽器を持っていますが、芸術的なセンスを持っていて、
お勉強もできる女神様として有名です。
つまり、この3体の神様が並んだカードは、学問、教養、芸術、美、富のご利益があるカードなんです。
書いていて思うんですが、、、私って、欲深いですよね、、、
初めてインド寺に行った日にラクシュミーのカードを貰って、
2回目も8体のラクシュミーカード、3回目は人面牛スラビーのカードで、
けっこう初回から、私好みのカードが次々当たっちゃったんですね。
たしか、4回目がクリシュナ、5回目がガネーシャのカードでした。
おみくじでいうと、大吉、大吉、大吉、吉、吉が出た感じです。
それで、すっかりハマってしまったんですね。
カードをくれる、受付けのおじちゃん、女心を分かっていて、
わざとラクシュミーのカードをくれたのかな、とか勘ぐった時もあったんですが、
そんなことを考えると、ご利益がなくなってしまいそうなので、やめましょう。
そういえば、ブラフマーのカードは当たったことがありません。
ブラフマーと検索するとわかるのですが、顔がたくさんあって、装飾も豪華で、
紅●●合戦の、美●憲一と小林●子を足して、×10くらいにした感じです。
3大神の中でも最強、宇宙を創造する神ですので、豪華なのは当然でしょう。
ですが、インドの神様は、最初に紹介したシヴァさんとパルバディさんのご夫婦だったり、
お子さんのガネーシャの方がよく知られていますよね。
インド本国でもそうなんでしょうか?
日本でも、お不動さんとか、観音様とか、一番頂点にいる仏様ではない方が人気だったりしますからね。
親しみのある神様の方が人気が出るのは、どの国でもそうなんでしょうか?
みなさんも、ぜひ100バーツ払って、神様カードを貰ってみてください。
最後に、私が長年解決できない謎のカードです。
この神様は、誰ですか、、、???
調べても、調べてもわかりません。
インドの神様に詳しい方、ぜひ教えてください!
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