タイ在住10年以上にして初めて食べたピンクのカオマンガイ【ゴーアン カオマンガイ プラトゥーナム】

タイに住んで10年以上ですが、このことはあまり言いたくありません。

タイ語も上手じゃないし、タイ人についても、家族とか友人関係にある人のことはよく知っていますが、

歴史とか文化とか、まだまだ知らないことがたくさんあります。

ですので、タイにはそこそこ長く住んでいますが、あまりこのことについては聞かないでください。

そんな私ですが、題名で自分から書いてしまいましたが、

有名なのに、タイに来てから一度も食べたことがない、

ピンクのカオマンガイをついこの間食べる機会がありました。

『ピンクのカオマンガイ』は通称で、正確には

ゴーアン カオマンガイ プラトゥーナム โกอ่างข้าวมันไก่ประตูน้ำ という名前のお店で、

プラトゥーナムにあり、1960年開業の老舗店です。

お店のFaceBookです。→ https://www.facebook.com/GoAngPratunamChickenRice/

ピンクのかわいい色の看板が目印で、それで通称『ピンクのカオマンガイ』なのです。

たしか、エムクオーティエのフードコートにも、このお店の支店ができたので、

スクムビット界隈に住んでいる日本人は、けっこうな確率で食べたことがあるかもしれませんね。

私は、本店でも、エムクオーティエでも食べたことがなかったんです。

今回は、デリバリーで頼んで食べたのですが、ここに至るまで、ちょっとした事件がありました。

先日、用事があって、アヌサワリー( BTS戦勝記念塔駅、Victory Monument )をうろうろしてたのですが、

お昼近くなって、「そうだ!今日はカオマンガイを食べよう」と決めました。

アヌサワリーには、お気に入りのカオマンガイ屋さんが2つあります。

1つは、ランナム通りにあるキングパワーの向かいの小さな食堂で、

噛み応えのあるお肉とショウガの効いたタレが特徴のお店です。

もうひとつが、戦勝記念塔近くのラチャウィティー通りにあって、けっこうな老舗店の有名店で、

こちらは、柔らかいお肉が特徴のカオマンガイです。

その日の気分は、柔らかいカオマンガイの方で、

『柔らかいカオマンガイ~♪柔らかいカオマンガイ~♪』と心の中で鼻歌を歌いながら店に向かいました。

すると、、、

店がない、、、

お店が空っぽで、中が改装中のようでした。

ブログに載せるために写真を撮ればよかったですね。

でも、ショックすぎて、そんな余裕がなかったんです。

老舗のお店が消えてしまったショックに加え、気分はすっかり柔らかいカオマンガイでしたので、

今更、違うものを食べるなんて選択肢はありません。

そのとき、フッと頭に浮かんだのが、

「あの有名なピンクのカオマンガイのお店、お肉が柔らかいって、みんなブログに書いていたな」

ということで、用事も済んでいたので、急いでうちに帰って、デリバリーで注文することにしました。

アヌサワリーからだと、プラトゥーナムも私が住んでるコンドミニアムも、

どちらも車で5~10分くらいの距離ですね。

直接行ってもいいですが、デリバリーでも注文できるだろうと思ったんです。

いつも利用する、Food Panda で検索したら、バッチリありましたね。

でも、プラトゥーナムの本店ではなく、ラチャダーの支店からのデリバリーでした。

フードパンダのデリバリーで注文した、ピンクのカオマンガイ

早速届きました。袋が可愛いですね。レトロなデザインです。

フードパンダのデリバリーで注文した、ピンクのカオマンガイ1人前

一人前です。こんな感じで、紙に包んであります。

ピンクのカオマンガイの包み紙

紙もレトロ可愛いです。凝ってますね。さすが、老舗の有名店です。

フードパンダのデリバリーで注文した、ピンクのカオマンガイ1人前

盛り付けたら、こんな感じです。美味しそうですね。

珍しく ピセー พิเศษ (大盛り)で注文しました。普通盛りだと、注文できる最低料金に届かないからです。

大盛り1人前95バーツ、デリバリー料が11バーツでした。

フードパンダのデリバリーで注文した、ピンクのカオマンガイを食べる

いただきま~す!

たしかに、お肉が柔らかい!あと、ご飯が癖がなくて、食べやすい味ですね。

カオマンガイのご飯は、鶏肉のゆで汁で炊くので、

お店によっては臭みとか味が強く出ているところもあります。

あと、タレは色も濃いですが、味も濃いめです。タイ料理よりも、中国系タイ料理寄りの味がしますね。

ピンクのカオマンガイは、肉、ご飯、タレ、トータルで食べやすい味ですね。

それで、長年タイで愛されてきたお店なのかもしれません。

ごちそうさまでした。満足です。

取り合えず、頭の中が『柔らかいカオマンガイ』でいっぱいだった、私の欲が満たされて

今度は、あの、アヌサワリーの老舗のお店はどうなってしまったんだろうと気になってきました。

ネットで調べてみると、

ガーン、、、

閉業と書いてありました。移転とか、改装リニューアルではないということでしょうか。

道路の真ん中奥に見えるのが戦勝記念塔駅で、スカイウォーク(歩道橋)を渡って丁度、階段降りたとこにある店でした。

https://www.facebook.com/profile.php?id=100066310128997

フェイスブックを見てみると、

昨年の6月25日の普通の投稿が最後で、閉店のお知らせなどはありません。

もしかしたら、もしかしたら、もしかしたら、リニューアルか移転という可能性もあるかもしれませんね。

と、自分に言い聞かせましたが、おそらく閉店でしょう。

この間、ブログでごま団子の話を書きました。→ 伝説のごま団子が復活‼【嬉しかった話】

おばちゃんのごま団子のお店が閉店したと思ったら、戻ってきたという話です。

そこで、タイの個人経営のお店は、突然閉店することもあるから、なるべく通っておいた方がいいよと書きました。

しかし、このお店は老舗店の雰囲気で、働いている人もたくさんいたので、

これからもずっと続いていくお店だろうと思っていたのです。

もう、復活しないかもしれないので、お店のフェイスブックの写真をお借りして、

どんなお店だったのか振り返りたいと思います。

写真はお店のフェイスブックよりお借りしました

店構えの写真です。老舗の雰囲気ですよね。

写真はお店のフェイスブックよりお借りしました

そうそう、店内に、新聞や雑誌で紹介されたページが飾ってあったんですよね。

写真はお店のフェイスブックよりお借りしました

壁にかけられたレトロなメニュー表も好きでした。

表の看板に、1996年創業とあるので、27年続いたお店ですね。

とっても美味しかったです。今まで、ありがとうございました。

そして、私が好きなもうひとつのお店です。こちらは健在で、ランナム通りにあります。

私の好きなランナム通りにあるカオマンガイ屋さん

先ほども書きましたが、こちらは、お肉の身がしまっていて、ショウガが効いているタレが特徴です。

一皿がけっこう小ぶりなのですが、45バーツで、なかなか値上げしないお店です。

最近は行ってないので、さすがに今は値上げしたかもしれませんね。

反対側にキングパワーがありますので、行きやすいお店です。

道路挟んで反対側にはキングパワーがある

カオマンガイは、どこのお店でもまずいということはあまりありません。

ですが、お肉、ご飯、タレの味付けが各お店ごと微妙に違って、

それで、ここがお気に入り!みたいなのがそれぞれあるんですよね。

今回は、ピンクのカオマンガイを初めて食べることができたけれども、

その代わり、ずっと好きだったお店が閉店してしまったという悲しいお話でした。

みなさんは、どこのお店のカオマンガイが好きですか?

おすすめがあれば、ぜひコメント欄に書いてくださいね。